世界同時株安!相場は再び円高へ
順調だと思っていたら突如訪れる瞬間的な下落。
投資・投機をある程度やっている方なら誰しも経験があると思います。
3/18~3/22の振り返りですが、この週は大きな値動きが2回ありました。
1回めは予めタイミングが予想できていた『FOMC』。利上げなしなのでは、との前情報があり織り込みでドルは売りモードに入っていたのですが、結果はやはり利上げなし。予想されていたものではあっても要人発言で確かめられるとしっかり値動きがあります。
ここ最近の米経済指標も立て続けに予想を下回っており、やはり状況は芳しくないようです。
徹底したハト派っぷりでスワップ狙ってみたい自分からするとつまらないのですが、ひとまず発表時間がわかっているだけに対処可能なものでした。
そして問題の2つ目の大きな値動き・・。3月22日の日本時間夕方に発表された欧州独仏のPMIが予想以上に悪く、特にドイツの結果については3回連続下回る形となり、経済減速の懸念から大きな下落の原因となりました。
経済指標カレンダー(3/17~3/24) - YJFX!の外貨ex
ユーロ円 1時間足
じわじわ回復してやっと円安だったのに、ホントにあっけないです(´・ω・`)
その後発表された米指標については・・
PMIに至っては全滅ですね。
欧州も悪い、米も悪い。ドルに至っては利上げなしが決定してしまったのでもう買う要素がない。そしてとうとう、長期金利・短期金利の逆転現象、逆イールドが起こってしまいました。この逆イールドはサブプライムショックでも観測された「不況の予兆」とされ、警戒の売りが入ったということですね。
アメリカでは10年物と3カ月物の金利逆転が10日続くと、過去50年で平均311日後に景気後退。不況の予兆とされる長期・短期金利逆転(逆イールド)が起きたことについて考えます。https://t.co/uMTP16sw8O pic.twitter.com/OMPjiQYhjt
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2019年3月23日
米金利で観測されたものではあるのですが、PMIの絶対値でいうと、米のほうが上で、今回の下落の震源地は欧州であることは踏まえておかなければなりません。また、今回の通貨の逃げ場は円・そしてポンドです(そのためポンド円だけは落ちきらずに踏みとどまっています)。
したがって、ドル売りといってもユーロドルについては週明け戻ってからも尚下目線の可能性があるので注意。ドル円、ユーロ円は戻りをしっかり待ってからの売りは期待できそうです。大きく下げた後なので焦ってSを入れて踏み上げられないようにしたいですね。
ブレグジットに振り回されるポンドについては、合意なき脱退が不可能であることを見越していよいよEU側に詰められているので、否決、その場しのぎの延期→買いの流れはそろそろ期待できないかもしれません。ブレグジット中止のクーデター、メイ首相失脚画策?のニュースなど段々とカオスになってきました。
来週のポンドはいつも以上にギャンブル。上げる要因があるとすれば
①離脱中止の話について考慮されるようなコメントや国民投票など、民意を問うような発言があった場合。
②修正案が思いの外評価されてEUとの合意が期待された場合(2回否決されているので厳しいとは思います)。
③合意なき脱退はしないと改めて強調される
場合でしょう。
動きがあるまでは、テクニカルに半分沿いつつ機関のいたずらでいつもどおりに乱高下すると思われます。
いざというときの値動きは凄まじいと思われるので、ポンド系のEAは切っておいたほうが良さそうです。
「超能力でBrexitを止める」とユリ・ゲラーさんが宣言https://t.co/8aajo3hO44
— Twitter モーメント (@MomentsJapan) 2019年3月23日
・・毎日11時に直接メイ首相の脳内に語りかければいいらしいです。
止められなかったらなんて言うつもりなんでしょうか・・。
そしてEAですが、Lonoがドル円Sの流れにきっちり沿ってくれました。流石です
Angel heart lono
S110.143→109.923 0.12lot +2640円
S110.060→109.924 0.12lot +1632円
来週、まずは日本株がどれだけ耐えるか、ですね。
底はまだ深そうです・・。