投資の厄介な「ポジポジ病」を治す方法
投資界隈でよく耳にする「ポジポジ病」とは?
トレードをすることが先行してしまい、エントリーする必要がないところでついエントリーしてしまう傾向が続く状態のことを言います。
以下に当てはまるようであれば注意が必要です
・押し目、戻りなど有利なポイントを充分待てずにエントリーしてしまう
・エントリーするとその直後逆行することが多い
・負けを取り戻したいと思っている
・裁量で複数の通貨ペアで常にポジションを持っている
・急な変動を見るとつい飛びついてエントリーしてしまうことがある
・ロットの管理がうまくできていないと感じる
この様な状態だと、当然収益は著しく下がります。
なぜこの様なことが起こってしまうのでしょうか?
「ポジポジ」病が依存であるとすれば、その本態は脳内報酬系にある
「勝ちたい」「負けを認めたくない」という気持ちは誰にでもあると思いますが、それらの気持ちが人一倍強いから抑制が効かないといだけではなく、個人個人が持つ脳のクセの違いによるものであると思われます。
不必要にリスクをとってしまう、依存的な状態は大脳辺縁系を中心とする報酬に関する神経回路「A10神経系」にその原因があると言われています。
勝った時の刺激がどうしても欲しいがために、リスクをとる際の刺激に反応して分泌されるドーパミンによる依存を形成している状態です。
これらは心の問題・気持ちの問題というよりも、脳内物質の応答の異常であるため、心の持ちようを変えた程度すぐに治せるようなものではありません。仕組みを理解し、段階的に抑制することが必要です。
ではどうすれば治せる?
方法はシンプル。
「ポジポジ病」を強化する行動を長期間なくすことです。
依存的な行動は、行うたびに更に強化されることが知られており、意志による抑制が効きにくくなっていきます。
そして、必ず報酬が貰える場合よりも、たまに報酬が貰える(間欠的報酬)のほうが執着はより強くなります。たまに勝ってしまうのがポジポジ病をより治りにくくする厄介な面でもあります。
うまく抑制するには強化の元となる行動を絶つことが有効で、期間は長いほど効果があります。自動売買にいっそまかせてしまうか、スキャルピングメインで不必要に沢山ポジションを取ってしまっていた場合であれば、スイングスタイルに移行してみるという手段もあります。不要なポジションは徹底的に減らしましょう。
エントリーしたくなるような刺激に対する認識を改める
自分に入ってくる情報は種々選択が必要ですが、捉え方次第でもあります
・急騰や急落の報告は冷静に捉える
ツイッターのタイムラインなどを見ているとよく流れてくる、ボラティリティの高い、大きな値動きの報告のことを指し、ボラティリティが安定している時の、長期足を軸にした分析は別とします。
実際ナイアガラや昇り龍のようなチャートを目の当たりにすると「すぐエントリーしなきゃ!」という気になるかもしれませんが、急激な変動に乗っかった場合の勝率は良いかというと、正直微妙です。勝とうと思うならば、これが報告される前にエントリーしていなければいけません。勝てることもありますが、おそらく取れる値幅は限られているでしょう。ポジポジ病の状態だと、そのリスクを無視してとりあえず乗っかってしまいます。何が起こっているのか、自分で分析することなく便乗するのは大変危険で、チャートを吟味しないとどこで利確や損切りするべきかの判断も曖昧になります。報告された時点での便乗は劣勢である、と思い冷静に身構える余裕が必要でしょう。
・複雑にポジションを連ねると管理が困難になる
何が起こっているのか把握する情報が増えれば増えるほど管理は甘くなります。複数の通貨ペアや商品に同時にポジションを取ることあると思いますが、その場合、できるだけシンプルにポジションを取ることが重要です。
・他人の真似は簡単には勝ちにはつながらない
大きく稼いでいる方の手法は試してみたくなるものですが、まず前提として「これさえあれば勝てる!」という様な聖杯は存在しません。もちろん有効な手法は沢山ありますが、問題はそれを「いつ」行っていたか。投資は待つのが基本、いつでも有効なわけではなく、タイミングが重要です。また、その手法を使いこなした本人と、教わった側では性格から考え方、日頃の投資スタイルや余力など環境が異なるはずです。とはいえ、検証を繰り返し行ったり勝っている人から学ぶのはとても重要なことです。成果を焦る必要はありません。
冷静に捉え、実際にエントリーを最小限に減らすことで「ポジポジ病」は少しずつの改善が期待できます。しかし厄介なことに、あらゆる依存はいちど形成されてしまうと、刺激を受けることで元に戻ることが知られています。
つまり、ポジポジ病が治ったと思っても何らかの刺激を受けることで再びエントリーする癖がついてしまうと、元に戻ってしまいます。
ただ、刺激を受けることで戻るリスクがある。ということを知っているだけでも対処は可能になってきます。依存全般は自分だけの力では克服が難しいため、(健全な)投資仲間の存在も有効です。ポジポジ病に悩んでいる方はかなりおられると思うので助け合いは抑制に良い効果をもたらすことでしょう。
無駄なポジションを取らないだけでも収益はかなり改善するはずなので、精度を高めるために「ノーポジに慣れる」ことが重要です。
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